正義の味方
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「○○法律事務所の者です。ご準備いただけましたか?」
玄関先に白いスーツ姿の若い女性が立つ
「スイマセンねぇ。うちのバカ息子のために御足労をおかけして」
老婆が丁重に頭をさげる。
「いいんですよ。仕事ですから。今日中にお支払いいただきませんと息子さんは刑事事件の被告になって逮捕されるんですもの。それじゃ、例のものを」
「なにぶん大金ですので、玄関先じゃちょっとアレですので、上がっていだたいて」
茶の間のテーブルには銀行の封筒がある。
「今、お茶用意しますんで」
「いえいえ、お構いなく。不躾ですが、検めさせてもらいますね」
女が勝手に封筒から札束を出し、数え始めるた
「よし、今だ!!マサ行くぞ!!」
俺達は女に一斉に襲いかかりガムテープで目と口をふさぎ、手足をぐるぐる巻きに縛って素早く裏口にハッチバックを開けて待機させてるハイエースに女を放り込んでそのまま乗り込み静かに発車させる。
「ムゴッ!ウウグッゴゴゴ~!」
「うるせぇな!この『