公園での出来事①
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もう何年も昔の話です。
私がまだ高校生だった頃、放課後数人の仲間たちと団地にある公園でタバコを吸うのが習慣だった。
お互いのバイク(原付)を自慢しあったり、改造してみたり、たき火を焚いてスルメ食べたりして周囲の住民からは「あそこは不良のたまり場だから遊んではいけない」と子供に言い聞かせているようだった。
我々は不良かというとそうでもなくて進学校の連中やら底辺校の連中やらごちゃまぜで「一緒に悪いことをしよう」というより「一緒に楽しいことをしよう」といった集団だったように思える。
楽しくなれそうなことだったら何でもやった。それこそブランコでどれだけ遠くに靴を飛ばせるかなど実にくだらないことばかりしていた。
私は長いことサッカーをやっていたのである時拾ったボールでリフティングを披露した。するとみんな暇なもんだから結構ムキになってやり始めてどんどんうまくなっていった。毎日、公園に行って4~5人でリフティング。汗をかいたらコーラがうまい!いつの間にか「不良グループ」から「スポーツ少年」になってしまった。
この団地は県が運営しているとこ