佳子ちゃんのお見舞い。
2020-11-27
高校の時に交通事故で入院しました。重症ではないのですが、右手首と脚を骨折しました。
初めの頃は、同級生などがお見舞いに来てくれましたが、三週間目になるとみんなも忙しいらしく、訪れる人もなくなり退屈な毎日でした。
そんな時に、従姉妹の佳子ちゃんが突然お見舞いに来てくれました。
佳子ちゃんは僕より6つ年上で、会社勤めをしてました。小学生の頃は、お正月やお盆に遊んでもらってたけど、会うのは久しぶりでした。
「優くん、大丈夫だった?お見舞い遅くなってごめんね。」
「うん、大丈夫。佳子ちゃん………年上にちゃんは変か。佳子さん……。」
「いいよ。佳子ちゃんで。優くん久しぶりだけど、おっきくなったね。」
(おっきくなったのは佳子ちゃんの方………。)と思いました。昔はショートカットで男の子みたいだったのが、サラサラのセミロング、化粧もし、パンツスーツを着ていてきれいな大人の