献血ルームにて

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2005-09-04


もうすぐ100回目の成分献血ということでその日は随分張り切っていた。
24時間勤務が明けてそのまま寝ずに、飯も食わずに、献血ルームに入った。
献血の前にジュースの一杯でも飲んで、後は献血しながらリクライニングを
フルフラットにして寝ようと決めていた。
そうすりゃ倒れることはないだろうと。

いつものように、なじみのおばさん看護師と冗談を言いながら針を刺しても
らい(全くの無痛)、水分補給のカルピスソーダを頼む。
フルフラットにて爆睡。
一時間後、無事に血小板成分献血が終了。
二杯目のカルピスソーダも飲み干した。
シートの背もたれを元に戻す。
「お疲れさまでした。」
「どうも。」
よっこらしょとシートから降りようとした。

目の前が真っ暗になった。
平衡感覚を失い、壁がどこで天井がどこかも分からない。
目隠しをしてグルグル回った時の、あの気持ち悪

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