俺は下地を作っただけだった

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2014-04-03

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由香と付き合い始めて三ヶ月になる頃のことだった。

一学年下の後輩である由香は、高校生の割には子供っぽく天然なところがあり、たまにとんちんかんなことを言うが、そんなところも彼女の魅力のひとつだった。
色白の童顔で、大きくぱっちりとした目に、華奢な体つき、小さな背。
中身も外見も実年齢より幼く見える、俺好みのロリ系の、自慢の彼女だ。

俺たちは付き合い始めて二週間目、二回目のデートの時に初めて手を繋ぎ、一ヶ月半、五回目のデートで初めてキスをした。
近づくほどに由香の小ささ、儚さを実感し、より強く守ってやりたいと思った。

俺にとって由香は初めての彼女だし、由香にとって俺は初めての彼氏。
つまりお互いの初めてを捧げあいながら俺たちは進んできた。
それは俺にとって、理想の形だった。

その年のクリスマスが近づいていた。

俺17歳、由香16歳。
この歳なら、もっと先に進んでも良いだろう。
学校の帰り道、いつも別れ際に抱き締めたりキス


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