初めての不倫体験⑯

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2009-04-12

缶コーヒーを飲んでいるとそこにトラックがやってきた。
家具が届いたのだ。丁度良いタイミング。
この家具のせいで、今日は朝から直接ここにやってきたのだった。

家具の位置を指示しながら、全てが運び終わったのは14時過ぎ。
恭子が街中に出掛けて行き、美味しそうなランチやお茶を買ってきた。
新しい家具で私達はランチを食べた。
食事中もずっと家具の配置について、お互いに話をしていた。
食事も終わり、また配置の入れ替えなどをした。
気が付けば外は真っ暗。
というか酷い濃霧だった。
TVを見てみると、軽井沢一帯に濃霧警報が出ていたのだ。

数メートル先すら見えない霧。
これでは帰れない。
ずっと働きっぱなしだったので、少し休憩を取る事にした。

『上にベッドがあるから、そこで休んでたらイイよ。
俺はちょっと企画書の整理をしてるから』

あんな高級なベンツを、この濃霧の中運転なんてしたくない。


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