明子
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「山口さん、お疲れ様」俺のあいさつに、明子はにこやかにほほ笑んだ。
山口明子、彼女は俺の悪友昌夫の母親だ。
昌夫とはラグビー部で一緒だ。特に彼はムキムキとして友達の間でも
有名だ。
自転車で10分くらいのところにあるスーパーでパートをしている。
俺は、こともあろうに悪友の母親の明子に女を感じてしまっていた。
なんたって、40代前半にしか見えないつやのある肌と、それなりに多少
くたびれたラインが、俺の想像力をかきたてる。
おそらく40代半ば、ちょっとむっちり系だ。昔はいいスタイルだったに違い
ない。
毎日まじめに働く彼女は、旦那とどんな営みをしているのだろう。そんな
想像をし、気が付くと2か月が過ぎていた。
そんなある日、スーパーのバイト、パートさんでの簡単な打ち上げがあった。
勿論俺は明子さんのそばに座り、いろいろと会話を交わした。
趣味の旅行のこと、昌夫という息子がいること、教育費が大変でパートを