あこがれの先輩が図書室で
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僕は麻衣先輩に恋をしていた。
クラス委員のくじ引きでしくじってなった図書委員で、一緒の3年の先輩。
細いフレームの眼鏡をかけ、髪はショートのストレート、笑うと眼鏡の奥の目がやさしい
それでいて「委員長」然とした風貌の割りには、結構気さくな女性だった。
ある週の土曜日。本の棚卸を手伝ってと呼び出された。
その日は雨。20分早めに着いたときには、先輩はまだいなかった。
図書準備室でウトウトしていると、カウンターのほうから声が聞こえた。
麻衣先輩と…あれはサッカー部の部長のSだった。
小声だったので何を話しているのかわからなかったけど、仲良さそうに
談笑しているのがなんだか悔しかった。
ところが。Sは椅子に座っている麻衣先輩と、重なるように長いキス。
先輩は、それほど嫌がっているようでなかったので、
もしかしてSとつきあってたのかなと、がっかりしながら見ていた。
ところが、話はそこで終わらなかった。
ブレザーを慣れた手つき脱がせ