雷様が女にしてくれました。 その五
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やっとの思いで辿り着いた我が家!
私の家は周りが田んぼが広がる中の一軒家・・・と言ってもその田んぼが広がるところのはずれにあって家のすぐ裏は崖になっているの。
そこからは日光の華厳の滝から流れ出る大谷田川とその先にある日光の街並みが見下ろせるところなのよ!
農道からあぜ道を入り、少し奥まったところにあって家は防風林に囲まれているのわ。
正面に玄関があるのだけど、脇から裏の勝手口に回ったの。
引き戸を開けると土間になっていて、父が使う農機具や洗濯機などが置かれていてその横にはお風呂場があるわ。
雷雨で濡れてしまっていたのですぐにシャワーを浴びたかったのはもちろん、それ以上に今夜だけは父はもちろんのこと、母にも「胸が大きくなったこと!」は知られたくなかったの!
だから、母に見られないように勝手口から入ったのよ!
勝手口から入ってすぐ右側にあるお風呂場の角から顔を出すと、突き当たりの台所で夕飯の支度をしている後ろ姿が目に入る!
「ただいま!」とその母の後ろ姿に向かって身体が見えない様に顔だ