初恋の彼女のすべて
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中学2年生の少女。女の人生の中で一番可愛い時なのかもしれない。彼女もおそらくそうだったのだろう。可愛い。その一言では片付けられない美しさ。それが彼女の魅力だった。
彼女が何時に入浴するのかは何度か下見に行っていたので分かっていた。彼女は6人家族。3人姉妹の2番目。入浴の順番はいつも最初だった。風呂場の灯りがつくのを窓の下の湯沸し機の横で息を潜めて待っていた。家族の笑い声が聞こえる。彼女の明るさはまさに学校でのそれと変わり無いものだった。
自分の家族はそれと正反対のものだった。食事のときでさえ会話はない。他人に自慢できない醜い両親。自分のコンプレックスがそこにあった。
「裕美ー、風呂入れーなー。」
母親の声が聞こえた。僕の心臓は急にその鼓動を速めた。あの森★裕美が数m先で全裸になろうとしている。
「はーい。」
裕美が着替え場に入ってきたのが分かった。一枚一枚服を脱いでいく。僕はその隙に風呂場の窓を数cm開けておいた。ガラガラッという音とともに全裸