暴走族
2007-04-23
あれは俺(ケン)が高3の時のことだった。当時つきあっていた彼女の優子と友達
のシンジと幽霊がでるトンネルにいったときだ…
優子(けんちゃん…怖いよぉ。
俺(大丈夫や。なぁシンジ♪
シンジ(そうそう☆余裕よな。
幽霊トンネルはわずか10メートルほどの長さだが冷たい空気と静けさがまるでい
つまでも続くような長さに思えた。
しばらく歩いていくと後ろの方からバイクの爆音がきこえてきた。
ブロロンブロロン
俺の住んでいる所は田舎ながらにも暴走族が一応いた。
バイクの音に脅える優子。だが、まさか幽霊トンネルにくるわけない、通り過ぎ
るだけだと思った俺が甘かった。暴走族は幽霊トンネルを集会場にしているらし
く次々と俺達の前に現れた。総勢30人ほどのイカツイ男達に囲まれてしまった。
そしてやばい…逃げようとした瞬間頭を殴られ気絶してしまった…
朝起きた頃には幽霊トンネルには俺以外にシンジが倒れているだけだった…