0079
2006-03-10
U.C.0079のあの日。サイド7で暮らしていた僕と彼女の人生は大きく狂っていった。
僕が地球連邦軍技術主任である父の都合でここ辺境のコロニー、サイド7に移ってから早3年。僕は15歳となり極普通の学生生活を送っていた。
父は軍の仕事に没頭するあまりに家庭をかえりみず滅多に家に帰らない人だ。母はそんな父に愛想を尽かして別居中。ゆえに僕は一人暮らしも同然だった。
そんな僕を不憫とでも思ったのか、何かと世話を焼いてくれているのが隣の家の娘『フラウ』だった。
フラウは僕と同じ15歳。祖先がドイツ人だったそうで、その血を引くのか髪は赤毛。顔立ちはゲルマン系でソバカスだらけだが、愛嬌のある表情は案外可愛いと思ている。
15歳になった彼女は最近だんだんとオトナの体つきに変化しつつあり、薄着してる時の彼女を見ると「あれ?フラウってこんなに胸とお尻デカかったっけ?」と思え、まだ幼さを残しながらも女を意識してドキドキしてしまう事もあった。
そんなフラウは僕の事などまるで子供扱いで、お母さん気取りで僕の世話を焼いてくれて