男達の嘲笑
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黒いワゴン車。
四時間以上にもわたる悪夢。
車内ではかなりの大音量でレゲエが流れていた。
ただでさえ嫌いなリズムの旋律。
「痛い!!痛い!!痛い!!嫌ぁ!!嫌だぁ!!」
そう叫んでた気がする。
とにかく叫んでいないと死にそうだった。
奴等は二人居て、一人には膝で両腕を頭の上で押さえつけられて、口にタオルを突っ込まれて、手で足を掴まれ広げられた。
もう一人は既に上に乗って太股を掴んで腰を振っている。
何が何だか…夢であって欲しいが絶対夢に見たくない事が、現実に今此処で自分の身に起きている。
喉から血が出るんじゃないかと思う位叫んだ。
自分の声が喉を潰された鶏の様に頭蓋骨に響いて奥で聞こえる。
タオルは車のワックスの味がする。
喉が痛いがそれ以上に膣口が刃物でズタズタに切られている様に痛い。
手の親