家の神様だから妻を「かみさん」と呼ぶ
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縄文時代、まえにご紹介しましたが、足形付き土器なるものも発掘されています。
土で幼な子の足形や手形をとって、焼いて土器にしたものです。
これなども、おそらくは(昔は子供はよく死んだので)失った子供を偲んで、その思い出をたいせつにとっておいたものなのであろうと考えられています。
そういう、女性や子供をとても大切にした社会が、実は日本では、縄文時代という2万年近く続いた長い長い時代の中で、綿々と育まれてきたわけです。
最近では、結婚したカップルのことを「夫婦(ふうふ)」といいますが、これなども、戦後の言葉です。
戦前までは、「めおと」と言いました。
漢字で書いたら「めおと」は「妻夫」です。
妻が先です。
男性は、妻のことを「かみさん」と呼びます。
家の神様だからです。
そしてなぜ神様なのかというのは、縄文時代の土偶をみたらわかります。
子を産む力は、女性に