ありがとう、お父さん

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2008-09-23

■30:名無し
2007/04/21 18:11:00
4年前に亡くなった父のこと。

元気だった頃は喧嘩ばかりしていた父と私。
怒鳴られたりぶたれたりが日常茶飯事で、とても嫌いで恐怖の対象だった。
私の前に立ちはだかる壁そのものだった。
そんな父が肺がんに倒れ、脳に転移が始まった頃。
買い物をするために車を運転していた父が突然、足の痙攣のために運転ができず、路肩に車を止めて冷や汗をかきながら足の痙攣を止めようとしていた。
私に「すぐ止まるから、心配するな」と言って。
そのとき、父のために運転免許を取ろうと思った。もし、再び痙攣が起きてもすぐに病院に連れてゆけるように。

化学療法も放射線も効き目が薄く、日に日に症状が進んでついに入院した後も毎日教習所でのことを話しに行った。
抗がん剤の副作用で機嫌が悪い父は無反応だったけど。
私も、強大な存在だった父が病床にあるのが認めたくなくて、徐々に冷たい態度をとる

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