天使のいる職場

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2012-01-14

知的障害児の支援員をしている。
去年入った。
ここの男性職員は、若いのから、いい親父まで10名程度いるが、夜勤に就く支援員のほとんどは、肩のところに噛まれた痕がある。
俺も去年入って、すぐに洗礼を受けた。
更衣室で、その傷跡を同僚に見つけられたときは、とてもバツが悪かったが、「ほれ、俺も。」と、やはり同じように肩口に傷があるのを彼が見せてくれて、互いに苦笑いを浮かべたものだ。
子供たちは、重度から軽度まで様々いるが、基本的には、みんな親に捨てられたような子供たちだ。
月に一度は、帰宅を許されもするが、中には放置って子も少なくはない。
アキは、そんな女の子のひとりで、彼女は、8歳の時から、ずっと、うちの園で暮らしている。
今年で12歳になる。
親は、年に1,2度くれば、いい程度。
生活改善を何度も要求したりしているが、向こうは、今さら改善するつもりもないらしい。
アキは、極度のフクロウ病で、昼間は、ひたすら寝ている。
とにかく、何があっても起き

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