ピアノ講師の妻、美紗子
2013-08-02
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それは、つい数年前のこと。
妻の美紗子は月一回、土曜日の午前中に来る生徒のピアノレッスンをしている。
その生徒とは、私と同じくらいの年齢、30歳中頃の男性で妻の友人の夫、石橋氏である。
石橋夫妻とは私達夫婦と交互に行き来があり仲良くしております。
一緒に外食したり、カラオケに行ったりなどしている仲です。
その石橋さんですが、以前から私の妻、美紗子のことをとても気に入ってるという事に私は気づいていました。
妻も石橋さんが面白い人なので会話を楽しみ、彼に対しては満更でもない様子でした。
以前、カラオケに行ったときも酔った勢いで口が滑ったのか、私にこっそり耳打ちしてきたのです。
「いやぁ◯◯さん(私のこと)・・・、美紗子さん可愛いですねぇ~うちのと入れ替えられたらなぁ~」
冗談混じりにそう言ったのでした。
正直、妻が褒められるのは悪い気はしませんが、石橋さんの言い方と言えば妻を性対象としての眼差しでした。
「そぉ~ですねぇ?私は構わな