閣下のサンクチュアリ

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2005-05-08

閣下のサンクチュアリ  

 閣下の私生活は謎に包まれている。数年来の親友である私でさえ閣下が休日に何をしているか知らないし、家族構成や経歴、ましてや趣味や賞罰など知っていようはずもない。


 「閣下は明日の休日など何をして過ごされるのですか?」

 金曜の仕事帰りに私は尋ねる。
 我らが所属する部隊に完全週休二日制が採用されたのはつい一昨年の事だ。
 男性ならば当然のことであるがご多聞に漏れず私も三度の飯よりもオナニーが好きである。
 オナニーのために人生を棒に振りかけたことも一度や二度ではない。
 自慢するわけではないが中学三年生の時には県主催の英語弁論大会で「オナニーと私」(英題:Fuck myself slowly one more time)最優秀賞を受賞したことさえある。
 そんな私に週休二日の報せは天啓にも思われたのも無理もないだろう。
 休日が日曜だけである場合

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