風俗店の新人面接を覗いてしまって
2021-11-02
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高校を卒業して田舎から東京に出てきた俺は、ファッションヘルスで住み込みで働くことを決めていた。
部屋代がかからず、仕事場も近く、なによりヘルス嬢のエロい姿を毎日拝めるだろうと妄想していたから。
しかし現実はそうではなかった。
開店前の店の掃除からはじまり、繁忙時間帯には次々にお客さんが来るので部屋の掃除を大急ぎでやらなければならず、ヘルス嬢のエロい姿を拝む暇もなかったのだ。
少し暇になるとティッシュ配りに駆り出され、過酷な日々が続いていた。
そんな状況が半年続き、ある程度お金も貯まったので、そろそろ辞めようかと考え始めた時だった。
いつものように開店前に店に行くと店長がいた。
そして、「面接の子が遅刻でさ、これからだよ」と言ってきた。
開店前に面接が行なわれているのは知っていたが、俺が店に来る頃にはいつも終わっていた。
しかし、この日はこれから面接だった。
最初は、店長がいるからいつも以上に丁寧に掃除しなければと思う程度で気にしていなかった