姉さん女房の涼子と、調子の良い私の部下
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「え? 人数? そんなの覚えてないよ」
妻の涼子が、キョトンとした顔で言った。私の会社の部下の研二が、
「覚えてないくらい沢山なんですか?」
と、からかうような口調で言う。
「そんなの聞いて、どうするんだよ。別に、興味ないだろ?」
涼子は、少しイラッとした顔で言った。
今日は、部下の研二が家に遊びに来ている。出身大学も同じと言うこともあり、研二とは仲良くしている。あまり会社の人間と仲良くするのもどうかと思うが、明るい性格で会話も上手な研二のことは、涼子もけっこう気に入っているようだ。
そして、あまり飲まない私と違って酒に強い研二は、今日も涼子に飲まされている。酔いが進むと、研二も馴れ馴れしい感じで下ネタっぽいことも口にするようになる。
「メチャ興味ありますって。涼子さん、美人だからモテモテだったんでしょ?」
研二は、涼子を持ち上げるようなことを言う。でも、実際に涼子は美人な方で、私の自慢の嫁だ。
子どもを二人産んで、母乳を与えている時は少