CLUB GALとの夏③
2010-12-21
その夜、僕は夢をみました。
クーラーをつけていても蒸し暑くて、なかなか寝付けなかったことを憶えていま
す。
それは現実と見まがうほどリアルな夢でした。
夢の中で、僕は体を縛られていました。
温泉宿の和室に、ほの暗い間接照明の灯りだけがともっています。
目の前の布団のうえに浴衣をはだけた女が横たわり、悩ましげに身をくねらせて
います。輝くような小麦色の肌にしっとりと汗をうかべたその女はもちろんエリ
カでした。
「・・・あッ・・・あッ・・・あッ・・・!」
せつなげに眉根をキュッと寄せ、たまらない甘い媚声をもらしながら、エリカは
なにかに太股の奥を吸われていました。見ると、それは一匹の猿でした。猿はエ
リカの太股の奥に毛むくじゃらの顔をうずめ、ねっとりとエリカの太股を撫でま
わしながら、あふれる蜜を音をたてて舐めては吸いたてていました。
「・・・・ああ、それだめッ・・・・!」
エリカはたまらない声をもらしながら猿の頭を太股から引き離そうと