平安時代へようこそ

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2015-10-09

20151005-『平安時代へようこそ』byあでゅー


それは突然だった。私は時空を超えたのだ。タイムリープだ。

道を只横切っただけなのに、私は突然知らない場所にいた。眼に見える景色が私が今まで居た世界とは違う。背の低い木の建物、車も無ければ舗装道路も無い、そして如何にも昔風の着物をまとった人々しか見当たらなかった。初めは映画のセットの中に迷い込んだと思い出口を探した。だが何処まで行ってもセットは終わらない。疲れて座り込みこの状況を必死で考えた。

これはとんでもない所へ来てしまった。俺はこの世界で生きていかなきゃいけないのか。凄く不安だ。どうすれば良いのか?

まず、この服装では目立ち過ぎるし怪しすぎる。この時代の服装にしなきゃ。しかし、この時代のお金が無いと無理だ。後回し。

それから一体西暦何年なんだ?これから何が起こるか知らなきゃ危険すぎる。いや是非知りたい。しかし、西暦なんて分かりようが無い。天正2年とか言われちゃうんだろう。


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