イカの沖漬け
2015-03-29
イカの沖漬けとは、本来沖で釣った生きたままのイカを漬けダレに入れ、
イカがタレを飲むことで中まで味が滲み込みおいしくなるのだという。
その話を聞いた私は、さっそくミニイカ娘の"沖漬け"作りに挑戦してみた。
醤油に砂糖、みりんや酒などを混ぜ、最後に小エビの切身を入れて数日置き、まずは小エビの沖漬けを作る。
そしてミニイカ娘の身長とほぼ同じ高さのタッパーにタレを入れ、ミニイカ娘がよく出没するという某浜辺へ。
餌の小エビを放置してしばらく様子を伺うと、さっそくミニイカ娘が一匹現れた。
嬉しそうに「ゲソ、ゲソ♪」と鳴き、餌をあむあむと食べるミニイカ娘。
そこへ私が姿を現すと、ビックリして「ゲソ!?」とエビを落としてしまった。やはり野生は人間馴れしてない。
「ハワワワ…」と震えて駆け出そうとするミニイカ娘に、私は手の平に乗せたエビをそっと差し出す。
ミニイカ娘は警戒しながらも、触手をそぉーっと伸ばしてエビと私の手に触れる。
私がそのままの姿勢でいる