元上司に協力してもらって
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ある日の仕事帰り、私はある人に呼び出されて駅前の居酒屋に向かっていた。
その人に会うのは半年振りくらいだったが少し憂鬱な気持ちがあった。
約束した時間に居酒屋に入るとその人はすでにビールを飲んで待っている。
私「ご無沙汰してます。」
男「おお、久しぶりー。まあ座りなよ。」
その人は『浩二さん』45歳。私が勤めているインテリア関係の会社のかつての上司だ。今は独立し輸入雑貨の店を経営していて、会うのは店のオープンの手伝いをした時以来だ。
席に着き、頼んでいたビールがきて軽く乾杯する。
浩二「お疲れさん、最近仕事はどうだ?」
私「こっちは相変わらずですよ。浩二さんこそお店うまくいってますか?」
他愛もない会話が続き2杯目のジョッキが空いたころだったか浩二さんが本題に入る。
浩二「そういえばさ、結子に会ったんだって?」
今日呼び出されたのはこのことを聞くためだろうとわかっていた。ここに来るのが憂鬱だったのはこの話題になるのを恐れていたからだ。
数日前の仕事帰り、同僚と久