看護婦
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僕が入院していた病院は、結構大規模だった。いわゆる「総合病院」である。5年ほど前に新築移転をした、まだ新しい建物だ。きっとかなり儲かっているんだろう。
看護婦も綺麗どころが揃っている。もっとも、「婦長」クラスになるとそれなりの年齢なのだが、「主任」クラスなら20代後半から30代にかけてなので、女としては熟して美味しい頃合いだ。
看護婦になって2~3年なんていう若い人達だって悪くない。とにかくぴちぴちしていて、僕の目を楽しませてくれる。
友人のKはよく見舞いに来た。気楽に何でもしゃべれるので、退屈な入院生活に顔を出してくれるのはありがたかったが、目的は看護婦ウォッチングのようだった。
彼は色々講釈をしてくれる。
看護婦はエッチだなんていうけれど、別にエッチな人が看護婦になりたがるのではない。その環境がそうさせるのだ。2~3年もその空気の中にいれば十分である。
かといって全ての看護婦が白衣の「天使」とは限らない。よく見極めなければならない。見極めさえ間違えなければ「天使」どころか「便所」だっているのだ。