白髪交じりのお爺ちゃん先生に誘われて
2019-05-06
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術後の痛みを取るために、近所にある個人でやっている整骨院で3日に一度、電気を当ててもらっています。
しかし、なかなかよくならなくって・・。
先生は60代後半くらいのがっちりとした体格の白髪交じりのお爺ちゃん先生。
お昼休みギリギリの時間に行くと、患者さんも少なくて気を使わなくて済むので、いつもその時間を狙って行っています。
ある日、先生に、「背中が痛いんです」って言ったら、いつもは電気治療だけなのに診察ベッドに座ったまま、「この辺?」って背中を押してくれたんです。
「あ、はい」と返事をすると、「寝て」と先生の指示。
うつ伏せになって背中を押してもらっていると、気づけば患者さんは私1人になってしまっていて。
看護師さんも昼休みなのか、治療室の片側の電気を消して、「先生、お昼ごはんに行って来ます」と言うと、私と先生に会釈をして居なくなってしまったんです。
変な空気のまま指圧を続けてもらっていると、先生が急にボソッと、「今日のあなたは美しいです」と小さい声で言いました。