サプライズパーティー
2012-01-06
しばらく前だったが、俺の誕生日を友人数人が祝ってくれたことがあった。
友人の住むマンションに呼ばれたので、指定の時間に行き呼び鈴を鳴らした。少しの間の後、インターフォンから「どうぞ」と声がかかったのでドアをあけた。
そして俺は、どこかファンタジーの世界に飛ばされたのかと錯覚した。そこには友人数人が六尺一丁で、仁王立ちしていたのだ。
オッス、オッスと声をあげる友人に困惑し立ち尽くす俺は部屋に引きずり込まれた。
一番奥の部屋に引きずり込まれた俺は、素っ裸にされて前を隠すまもなく六尺褌をはかされた。
さらにオッス連呼の友人にテーブルの前で正座をさせれ、右手に全長50センチはあろうかという巨大しゃもじを握らされた。
そして、友人の一人が運んできたものに目をむいた。明らかに人の手では握れないであろうサイズの、巨大おにぎりが運ばれてきたのだ。
オッスの掛け声で俺の前におにぎりが置かれた。形こそ綺麗だが、そのサイズは常軌を逸していた。高