若者に急増する「新型うつ」の実態
2013-05-19
出社無理でも…旅行や趣味はOK 若者に増える「新型鬱」
産経新聞 - 2013年05月19日 08:10
新型欝の特徴(カッコ内は従来型の鬱病)
発症する人:20代から30代(40代~60代)
性格:自己中心的。責任を相手に押し付ける。(生真面目で完ぺき主義)
症状:趣味を楽しむ時は元気。食欲は旺盛で過食。朝は起きるのが苦手。(趣味に対する興味減退・食欲不振・不眠)
傾向:「自分は鬱病だ」と主張する。一つのことをきっかけに発症。(自分を病気だと認めない。徐々に時間をかけて発症する)
治療:抗欝剤が効かない。(抗欝剤が効く)
朝になると気分が落ち込み仕事には行けないが、休んでしまえば旅行も趣味も楽しめる。そんな従来にはなかった「新型鬱(うつ)」を発症する若者が増えている。とくに五月病のシーズンは相談が急増。なかには本当に病気か疑わしいケースもあるといい、企業の担当者や精神科医らを悩ませている。(伊藤鉄平)