イタリア地震 9歳少女、3歳の妹を守り抜いて死亡

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2016-08-30

これまでに290人が死亡したイタリア中部の地震の被災地で国葬が行われました。
犠牲者の中には、瓦礫の下で幼い妹を守り抜いて亡くなった9歳の少女もいました。
イタリア政府が「哀悼の日」とした27日、被災地では犠牲者の国葬が執り行われました。
ある会場では、司教が、瓦礫の下で生死が分かれた姉と妹について話をしました。

24日、ジュリア・リナルドちゃん(9)は、泊まりに行った祖父母の家で3歳の妹のジョルジアちゃんと並んで眠っていた時に地震が発生、2人は瓦礫の下敷きになりました。
救助隊員が2人を発見したのは、およそ15時間後。
姉のジュリアちゃんは、妹をかばうように抱きしめて息絶えていたのです。
妹のジョルジアちゃんは、姉が作った空間のおかげで呼吸が出来たとみられ、一命をとりとめて、病院で4歳の誕生日を迎えました。

一方、亡くなったジュリアちゃんの棺には、救助隊員からの手紙が添えられていました。

(全文日本語訳)
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