俺らのバンド
2006-04-25
あれは2年前の話だ。俺は大学のサークル仲間とロックバンドを始めた。
メンバーは俺の幼馴染と大学で知り合った友人2人。
俺はドラムで幼馴染の浩太はギターだった。
高校からベースを始めた俺なんかと違って浩太は子供の頃からギターを愛し
「将来はぜってーギターで飯食うんだ!」とかって俺に話してた。
俺らは小学校から一緒でそんな俺も浩太の影響で音楽に引き込まれた。
時々、大学で歌ったり小さかったけど充実したライブが行え俺らは幸せだった。
でも浩太はそれじゃ足りないらしくよく俺らと喧嘩した。
「こんな小さいライブじゃだめなんだよ!!俺はもっとすごいところでギターを弾きたいんだ!!」
そんなところから浩太のギターに対するものが俺らなんかより全然大きく、夢を持っていることが伺えた。
そんなある日、俺らにやっと小さなライブ会場で歌える機会がやってきた。
それは浩太と俺が土下座してまで手に入れた機会だった。
4人は