サオなし芳一の物語

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2004-06-26

昔々、法隆寺というお寺に琵琶の弾き語りが大層上手な芳一という修行僧がおりました。 
芳一の語るインドの性典カーマ・スートラはじつに淫靡で、聴く者は皆恍惚として快楽に耽るのでした。 
ある晩芳一がいつものように縁側でひとり弾き語りをしていると、境内を誰かがこちらに近づいてまいります。 
それは見るも美しい若い女でした。女はインドの血をひく者で、自分の名はセリ―ナだと、なんとも色香のある声で告げました。 
セリ―ナは芳一の隣に座り弾き語りを聞き、その素晴らしさに感銘しそれからは毎晩同じ時間に通うようになりました。 
芳一のほうも美しいセリ―ナに会うのをとても楽しみにしていました。彼女の身体と奉仕は芳一に極上の快楽を与えてくれるのです。 
そんなある日、住職が芳一を呼びとめました。芳一が最近修行に身が入っておらず、何かほかに心を奪われているというのです。 
芳一は正直にセリ―ナのことを話しました。すると住職は言います。彼女は生身の人間ではないと・・

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