アラサーの末路
2020-08-23
ラブホへ妹と行くことになったのは本当自分でも想定外のことだったんだ。
あのあと親が帰ってきて、平静をお互い装ってたけど、当たり前だけどもう凄く気まずい空気だった。
せっかくわだかまりなかったのに、また俺やっちまった…って深く反省した。
妹は口も聞きたくないだろうし、軽蔑してるだろう。
今回は二回目だ。
そうなっても仕方がない、許してもらえないだろうけど、とにかく謝ろうって。
妹の部屋をノックすると、ドアの外からさっきは本当すまなかった、兄として最低だった、って色々謝った。
無視されるだろうなと覚悟してたけど、妹がドアを開けて出てきた。
びっくりしたけど、妹が車の中で話そう、って言いだして、混乱しながらも俺は従った。
家の軽で、適当に車を流してたけど、お互い切っ掛けがつかめずすっごい沈黙。
とにかく黙ってる妹にごめんを繰り返してた。
しばらくして、妹がようやく話してくれた。
兄として俺のことは小さいころから大好きだ、本音を言えばデートの真似事し