秋元くん
2013-01-17
中高生は携帯を持ってなかった頃だから、昔の話です。でもまだ若いと思いたい。
高校の時、初めて出来た彼氏と意味のない会話するのがただ楽しかった。
何時頃電話するからねって予告されて(親のいない時間帯にしてもらう)、その時刻が近付くと電話の前でドキドキしたりする。
夏休みの終わりごろのことだった。
ある日彼からの予告時間前に家に帰れなくて、必死で走って、玄関を開けた時にはすでにリンリン鳴っていた。
あわてて受話器つかんで、
「はあはあ、待たせてごめんね、はあはあ、んっく」
口の中が乾いて、うまくつばを飲み込めなくて、なぜか「んく、にゃはァン」っていうやらしい?感じの声が出てしまった。
えろいあえぎ声を実際に出したことはない、でも多分こんな感じの声が、いつか迎えるであろう本番でも出ちゃうんじゃなかろーか、と思った。
イヤだわ私ったら、はしたないわと思って気を取り直して、
「エヘッもしもしごめんネ!」
とかわい