ある托卵物語

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23年前、私(40歳、課長)の職場に雅美がパートでやってきた。32
歳。10月からの半年の雇用対策で、私の下で事務的な仕事をすることにな
った。長髪の美人でしかもプロポーション抜群だった。身長163㎝、バス
トはおよそ90㎝。高校ではバレーのエースアタッカー。正男という小学5
年生の男の子がいた。旦那の浮気による離婚で、実家の近くのアパートに越
してきていた。パート募集の張り紙を見て応募してきた。美人だし、面接を
した私は即決で採用を決めた。
 彼女が勤め始めた。結婚前に事務をしていたから、覚えは早かった。いろ
いろ仕事を教えてあげた。が、1週間目に彼女は大きなミスをした。たまたま
印刷室を通りかかったとき、ぼうぜんとしている彼女がいた。聞くと、部長
から預かった重要会議資料をコピー機でなくシュレッダーにかけてしまった
という。運良く私の提案した資料だったので、こっそり彼女に新しいのを渡
して事なきを得た。ほっとした彼女は私に感謝した。


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