弱みを握られた美女

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2015-05-14

父の親友である正和オジサンは、俺が通っているテニスクラブの理事長をしている。

三度の飯より将棋が好きだというオジサンは暇さえあれば我が家に指しに来ていた。

聞いたところによると将棋同好会時代から、オジサンが唯一勝てるのが、父だったのだそうだ。

大抵は父と二人でパチッパチッとプロも顔負けするくらい良い音を響かせているのだが、時々、俺も相手をさせられることがあった。


「ねえ、オジサン!新しいコーチって未亡人って聞いたけど、旦那さんとは離婚したの?旦那さんって、どんな人だったの?」

「そんな個人情報をぺらぺら教えられるわけないだろ」

「オジサン、さっきの”待った”で何回目だったっけ?」

「なに、今日はずいぶん気前が良いと思ったら、そういうことだったのか?」

「あはは。ケイが他人に興味を持つなんて珍しいなw正和、そのコーチって美人か?」


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