コスプレ好きなオタクな妹・第6話

開く
2020-11-20

この体験談は約 15 分で読めます。

やがて夏が終わり、木々の葉も赤く染まり、風が少し肌寒くなってきていた。
引っ越しの時期も決まり、来年の1月には俺は生まれ育ったこの家を離れることになった。
あの夜から、俺と妹が肌を合わせる回数はすっかり減っていた。
多くて週に2度くらい、2週間ほど間が空くこともあった。
週末の『お泊まり』も、こういう関係になる前のように夜中までゲームをしたり映画を観て一緒に寝るだけで、身体の触れ合いもキス止まりの夜が増えていった。
しかし、身体の触れ合いの回数と反比例するかのように、妹と2人で映画や買い物に行くことや俺の部屋で一緒に過ごす時間は逆に増えていった。
妹が参加するコスプレのイベントについて行ってやったり、写真を撮ってやったりもするようになった。

日曜の朝は、俺は特撮ヒーロー番組を観るために早起きし、それから二度寝するのがここ数年の習慣だったのだが、その後に放送する変身少女アニメを欠かさず観ている妹が、なぜか俺の起きる時間ピッタリに俺の部屋に来るようになり、一緒に観るようになった


お勧めの体験談