余命1年の親友に可愛い嫁を嫁がせた・中編

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2018-11-03

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日奈子と拓也の夫婦生活と、俺の奇妙な同居生活は、あっという間に1週間が過ぎた。
おかしなもので、たかだか1週間で生活のスタイルが出来上がったような感じだった。

「悠斗さん、朝ご飯出来てるわよ~」

俺が寝ている部屋のドアの、すぐ向かいから日奈子の元気な声がする。
俺は、「今行く」と言いながらベッドから抜け出した。
ここ1週間、睡眠不足気味なので、少しぼーっとしている感じだ。
日奈子と拓也は、言ってみれば新婚だ。
毎晩繰り返される夫婦の夜の生活・・・。
俺は毎晩のように壁に耳を押し当てて盗み聞きしてしまう日々だった。

リビングに行くと、すでに拓也は起きていてコーヒーを飲んでいる。

「おはよう。寝癖凄いぞ」

拓也が俺の頭を見て笑いながら言う。
1週間前にこの生活が始まった時は、あんなに緊張して申し訳なさそうだった拓也も、今ではすっかりとこの家の主という感じになっていた。
俺は拓也に「おはよう」と言いながらコーヒ


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