従姉妹の みっちゃん(6)

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2010-06-11

 バイクは、田舎の町によくある、
高速インターチェンジの近くのラブホテルが点在するエリアに向けられていました。 

 迷いに迷いながら。 

 コーナーを曲がるたびに 
(えーい いちかばちか。どうにでもなれ!)
 
 と心で叫びながら、それでも迷いがおそってきて、 
(決定的な拒否をされたとしても、そのときのことだ) 
 と言い聞かせました。 


 やがて、薄暮の中、そのエリアの一角にたどり着きました。
ラブホテルに入ったことが無いために戸惑いが隠し切れず、
胸の鼓動が跳ね上がって、
口を開けば音が中から聞こえてくるほどに激しくなっていました。 
 それでも迷いや躊躇を放棄することを決意し、
ネオンや看板の色使いが一番控えめなホテルの駐車場に、
文字バイクのまま通

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