もう何も見たくも考えたくもない・・・後編
2014-01-15
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自分の布団の上で今日あったことを思い返し、友人にメールで自慢する。
もちろん早漏であった事などは伏せ、とにかくその身体を欲しいがままにしたこと、そして次はお泊り出来ることなどを誇張を含めながら報告した。
そして、戦利品であるチサトの下着でも写メで送ってやろうか、と思ったとき、重大な事実に気が付いた。
(・・・鞄をチサトの家に忘れてきている)
ケータイはズボンのポケットに入れていたものの、鞄を丸ごと忘れてくるとは何たる失態。
何が問題かといえば、そう、あの鞄の中にはチサトの下着が入っているではないか!
今日のヘタレっぷりだけでも幻滅されたはずなのに、さらに下着を盗もうとしたとあっては本気で嫌われてしまうこと間違いなし。
俺は急いで家を飛び出し、チサトの家へと向かった。
息を切らしながらたどり着き、チャイムを鳴らす。
駐車場に車が停まっていないところをみると、まだ両親は帰ってきていないようだ。
何度かチャイムを押してみるものの、返事は無い。