パソコン設定を口実に迎え入れ
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私の住む街で、ランナーの人気ランニングコースとして、競馬場の外周。歩行者は皆無で、信号無しで、走れる。少し遠いので、競馬場まで、自転車で行く。同じ様な人も多く、日曜日の早朝の競馬場の正門に自転車。私、荒井由利が、坪井晴夫と知り合った場所も、競馬場の正門。ただ、冬になると、走れず、知り合った仲間とも、自然消滅。そんな、晩秋の11月の末の早朝。坪井さん、箱根駅伝のメンバーだったの。まっ、補欠です。テレビに、出ていません。つい、見栄で、言った嘘。それを、由利は信じていた。この近年、コロナとスマホ普及で、日曜日の競馬場も閑散としていた。元は、競馬の大損の悔しさ。それで、走り出した愚か者。ただ、荒井としては、坪井に恋愛感情を抱いていた。冬の自然消滅の前に、引き留めたい。坪井が、中古パソコンの店員。坪井さん、私の家のパソコンの設定をしてもらえませんか。 実の姉から譲られた設定済みパソコンを、私は設定を消した。坪井を、家に呼ぶ口実に。 12月初旬、夜からの雨が凍った寒い日。私は、朝から、そわそわ、していた。坪井の来る事に、心も舞い上がっていた。ス―ツおしゃれで、迎えたいが、変に勘繰られても困る。結局、ジーンズに、上