僕と彼女と、せーちゃん・・・その2「報告と告白」
2014-05-16
この体験談は約 13 分で読めます。
一緒にDVDを観てから数日。
学校で顔を合わせるたびにハニかむ2人。
道路の雪も溶け、気温が氷点下にならない日が続いた。
厚いコートを着ている生徒もいなくなり、待ちに待った春の訪れに、誰もが心を浮き立たせていた。
その後は2人で会うことはめっきりと減り、僕はアルバイト、せーちゃんは部活にと、忙しい日々が続いていた。
この頃から、気持ちはすっかりせーちゃんにのめり込んでいた。
彼女との距離は付かず離れずといった状態で、一日数通のメールのみの繋がりになっていた。
その距離にお互いが憤りを感じ、結局別れることになった。
せーちゃんに報告すると、すぐに告白してきた。
『ゆぅ君が◯◯と別れて・・・正直、嬉しい』
このメールがやけに印象的だった。
それでも2人で会うことはなく、せーちゃんは地元から車で6時間ほどにある進学予定の学校の見学に行った。
『会えなくて寂しいよ~。向こうに着いたら、すぐに電話するね!』
メー