イラク戦争
2010-06-01
ーーイラク結婚式虐殺事件ー
2004年5月19日、イラクのシリア村で、米軍が結婚式場を襲撃して参加者40人以上を虐殺した事件。
米軍の担当者は「攻撃したのは結婚式場ではなく、テロ活動の拠点だった」と取材陣に答えた。
ハレマ・シアブは最初の爆弾が落ちた時、7ヶ月の息子ヨーセフを抱き寄せ、5歳の息子ハムザの手を握って、走り出した。
彼女が倒れた時、彼女の脚は折れていた。
「ハムザは『おかあさん』と叫び声をあげた」とシアブは繰り返した。
「アリは、傷つき、出血していると叫んでいた。それが、彼の言葉の最後だった。」
その時、砲弾が落ち、シアブの左腕を負傷させた。
「ハムザは手から崩れ落ち死んでしまった。ヨーセフだけが腕の中に残っていた。アリは爆弾に傷つき、殺された。私は戻ることができなかった」
と病院のベッドから彼女は語った。
彼女と継娘のイクバルは、爆弾によるクレータの中に隠れた。
「私たちは