同級生のトモ・後編「最後の思い出」

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2014-04-05

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オレは成人後に地元で就職した。

人づてに聞いたところ、トモは東京で一人暮らしをしているらしかった。

思い切ってトモの実家に電話して彼女のことを聞くと「年末に帰省する」とのことだった。
彼女の親に東京での連絡先を聞いて連絡してみた。
電話口のトモとはあの頃と同じように普通に話すことができ、年末に地元で会う約束をした。

年末に地元に帰ってきたトモを駅まで迎えに行った。
会ったのは学生のとき以来だが、少し大人びた以外、あの頃とは変わらないトモがいた。

世間話をするうちに「今、付き合っているヤツがいること」「そいつと結婚を考えていること」そんな話を聞いた。

あの頃、男とも付き合ったことがなかったトモが、今そんなことを考えていることが妙に苛立たしく思えた。

オレは思い切って「最後の思い出に一度だけ一緒にトモを抱きたい」と言った。
(今、思い出してもかなり恥ずかしいセリフだが)

トモはかなり戸惑っていたが、次の日の夜、彼女はオレの部屋に来た


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