父が他界して母と協力して過ごすうちに、母が女に見えてしまい一線を超えてしまった。
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父が6年前に他界して以来、僕と母さんは二人で力を合わせて暮らしてきた。
僕はいつしか母さんを女性として意識するようになった。
ある日曜日、二人でドライブに出かけた。
僕の運転で九十九里の海を見に行った。
日が暮れかける砂浜、二人で寄り添って歩く。
母さんが言った。
「優クンがいつも母さんを守ってくれてありがとう。優クンがいるから、母さん、今まで一人でもやってこれた・・・。」
「母さん・・・。」誰もいない夕暮れの砂浜、僕と母さんはキスをした。
帰りの車中、二人とも何かを決心しているかのように、押し黙ったまま・・・。
僕は言った。
「休んでいこうか・・・。」母さんは小さくうなづいた。
ホテルの部屋に入ると、すぐに僕たちは再びキスをした。
「駄目・・シャワーを浴びてから・・・。」そうつぶやく母さんを僕はベッドに優しく押し倒した。