祖父と亜由香
2004-08-27
祖父と亜由香
高二の夏、俺は高校にも行かず毎日ぶらぶらと過ごしていた。
いわゆる不良ってヤツで本校だけでなく他校の奴ともつるんでは悪さばかりやっていた。
そんなある日、俺が小さかった頃から立入禁止だった祖父の書斎の前を通り過ぎよう
としたとき、急に書斎に入ってみたくなったのがきっかけだった。
祖父は老人会の寄り合いで夕方まで戻ってこない。
俺はドアを開けると20畳はあろうかと言うほどの広い部屋の中に、本を収納してい
る書棚なのかガラスケースがビッシリと張り巡らされ、ビデオデッキやテレビ、ステ
レオなど老人とは思えない電気機材まで揃っていた。
俺はさほど興味も湧かず部屋の中に踏み入ったが、ガラスケースの中には本は一冊も
入っていなかった。
男の一物をアレンジしたバイブレーターやピンクローターなど様々な色や大きさのも
のが収納され、縄、ローッション、鞭、首輪などまでが所狭しと飾ってある。