秘密基地の思い出(2)
2009-10-12
昔の記憶をたどる話。
秘密基地といっても中でマンガを読むとかシールやカードで遊ぶ程度だった。あとは待ち合わせ場所に都合が良かった。採光は天井の隙間にボロいビニールを張ってサンルーフ化(笑)していたので暗くなれば帰宅時間だった。
小5の夏休み。学校でサッカーの練習の帰り道、雨が降ってきた。雷が鳴っていたので秘密基地に避難した。雨だけなら濡れても帰るつもりだった。中には誰もいなかった。
びしょ濡れだったので、とりあえず全部脱いだ。といってもサッカーのユニ上下とパンツとソックスだけ。絞ったけれどヒモがないので適当に引っかけた。雨漏りがひどくて雨が当たらない位置は少ししかない。パンツを絞って履き直そうとしたとき、誰か入ってきた。
同学年のS美だった。俺も驚いたが、相手もびっくりしていた。あわててパンツを履こうとしてコケてS美から笑われた。何やってるの?、と言われたが、見ればわかるだろう。S美に雨宿りの経緯を簡単に説明した。
S美もどこかへ行った帰り(何だったか覚えてい