長い旅のゴール
2007-07-24
2人の精子が、いつ終るかも分からない旅をしていた。
彼らは泳いで、泳いで、泳ぎまくったが目的地を見つけられないでいた。
疲れ果てた2人のうちの1人が、もう片方に話し掛けた。
「ダメだ、もう、すっかり疲れちまった。」
「ずいぶん泳いだ気がするが、俺らは一体、どこに向かってるんだ?」
すると、もう片方が答えた。
「なーに、このまま泳いでりゃ、いつか到着するさ。」
さらに泳ぎ続けた2人は、最終的に瀕死の状態の仲間に出会った。
彼らは泳ぐのをやめて、彼に向かって尋ねた。
「や、やっと仲間に会えた。」