東電の虚しい謝罪
2011-03-18
3月11日 菅直人首相は午後2時46分に起きた巨大地震により、参院決算委員会を急遽中断した。
直ちに首相官邸に戻り、危機管理センターの巨大モニターの映像を食い入るように見た彼の目に、福島第1原発の映像が飛び込んできた。
刻々と伝えられる被害状況の中に、
「大津波をかぶって自動冷却装置が破損。炉内の冷却が上手く行かない」ととの報告が上がってきた。
その報告を受けた管首相は東京電力首脳に、
「まず、安全措置として10キロ圏内の住民らを避難させる」
「何が何でも炉内を冷却させろ。真水では足りないなら海水を使ってでも冷却させる事だ」と指示をだした。
だが、東電側の反応は、
首相の10キロの避難指示に対し「そこまでの重大な事態ではない。心配は要らない」
海水の注入には「炉が使い物にならなくなる」と激しく抵抗した。
東電の「安全宣言」をひとまず信じた首相は、11日午後4時57分国民に向け
「一部の原発が自動停止したが、外