妻を常務に預けてしまった(5)
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妻を常務に預けてしまった(5)
妻の雅美は、旅行から戻って常務を愛しているように思えた。雅美も悩んでいた。幾ら財産が貰えるからと言って常務の子供を妊娠することに少なからず抵抗を持っていた。旅行からはピルも服用していなかった。その後のセックスは生で行い膣の中に出している。妊娠は時間の問題のように思えていた。
「雅美、俺のDNAを後世に残してくれ、お願いする。癌が進行している。雅美とセックスできる期間も残されていない」
常務が涙を零しながら雅美に訴えた。その涙には抵抗できなかった。
「私、常務の子供を産みます。妊娠させてください」
「妊娠するように頑張ろう」
二人は、抱きあって身体を重ねていた。常務も生きて来た証を残すために最後の奮闘を御粉っていた。
私にも常務から内線があった。常務の部屋に入ると常務が土下座した。
「君には不服かもしれないが雅美が妊娠することを許してくれ。俺の残された命は僅かしかない。俺の血の繋がった子孫を後世に残して置きたい。俺が愛している雅美に産んで貰いたいのだ」