騎士の責任

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彼女は幼い頃から騎士に憧れていた。

 しかしこの国では、女で騎士になるなど、金と権力が無ければ到底無理な話だった。

 彼女はそれを努力で補い、そして運も彼女に味方した。
 彼女が男でも適わない剣術と、学者に負けない知識を身に付けた時、国王が死去し、王女が新たな王として即位したのだ。

 私に常に付き従い、身辺警護を行う騎士は女性の方が良い。
 そう王女が命令し、彼女は張れて王女の側近となる事が出来た。

 第一近衛騎士ライーザの誕生だった。
 「神よ。私はどんな事があっても、王女を守る事を誓います」

 しかし、それがライーザにとって不幸の始まりだった。

 王女が彼女を指名した本当の理由は、ライーザを妬んでいたからだ。
 知力、体力、美貌、どれを取っても王女は勝てなかった。
 彼女を殺してしまおうとも考えたが、それでは生ぬるい。
 「あの忠誠心を利用して、陵辱の限りを尽くしてやる・・・」

 ある日、王女は手作りのサンドイッチを持って、ライーザだけ


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